誰もが一度は目にしたことがある童話「ウサギとカメ」
実は、この童話から学べることが沢山あるのではないかと考えました。
簡単に童話の概要をお伝えします。
天気の良いある日のこと、走ることが大好きなウサギは、今日も森の仲間を誘い、遊ぼう!とみんなに声を掛けていました。たくさんの動物達がそこにやってきましたが、最後にやってきたのはカメでした。ゆっくりマイペースに歩くカメを見て、ウサギはもどかしくなり、「そんなんじゃどこへも行けない!日が暮れてしまう!!」と怒り出しました。
その言葉に腹を立てたカメは、「じゃあ、僕と勝負をしようじゃないか!」と言い出します。
山のてっぺんに先に辿り着いた方が勝ちというルールを決め、森の動物たちが見守る中で勢い良く走り出しました。
一気にスタートダッシュを決めたウサギは、ゆっくり進むカメにノロマ等と暴言を吐き、どうせ自分が勝つのだろうと、途中で昼寝をはじめてしまいます。
その結果、
皆さんもご存知の通り、
最終的にカメが先にゴールをしました。
この童話から学ぶ教訓について振り返っていきましょう。
目次
1.ウサギとカメ それぞれの性格
2.ウサギは天才肌、カメは努力家だったのか
3.勝負の鍵はどこにあったのか【結論です】
1.ウサギとカメ それぞれの性格
ウサギの性格
・油断しやすい
・相手を見下しバカにした
・自意識過剰
カメの性格
・マイペースだが頑固
・目的に向かい努力する
・周りに左右されない
2.ウサギは天才肌、カメは努力家だったのか
「努力に勝る天才はいない」という言葉がありますが、そもそもウサギとカメは
それぞれ何を見ていたか?ということです。
山のてっぺんに先に辿り着いた方が勝ちという、カメにとっては絶対不利な状況の中で戦いは始まりました。しかし、カメが見ていたものは「ゴール」、ウサギが見ていたものは「カメ」でした。
これは、スポーツの世界、いや、大きく言うと人生にも置き換えられる話しなのです。
何を見て行動し、前に進んでいくのか。誰に何を言われても揺るがない信念で目標達成に向けて努力できるか。という大切なことを教えてくれたような気がします。
3.勝負の鍵はどこにあったのか【結論です】
先程も述べたように勝負の鍵は、「見るものの違い」です。目標を定めたら、そのゴールに向かい、地道に突き進んでいくことが何より大切なのです。
周りに左右されず、諦めずに突き進むパワー、継続こそが力になり、ゴールに早くに到着できるということです。
この勝負では、カメが勝ったことでウサギは多くのことを学ぶことになったはずです。
カメももちろん、1回の勝負に勝っただけで調子に乗らず、謙虚であって欲しい。
そして、
この童話の最後は、ウサギとカメは手を取り合いにっこり笑って
「おめでとう」「ありがとう」と言い合ったのだと私は信じたいです。
コメント